私たちの研究室では、異なる材料の界面や金属内部に存在する結晶界面をナノレベルで制御し、電子デバイスの熱的・力学的・電気的信頼性を向上するために材料学的な見地から研究を行っています。どんなに新しい機能を持つ材料が開発されても、それが実際に使われるためには様々な使用環境下において高い信頼性が要求されます。これらの要求を実現するために、企業と連携しながら常に時代をリードし応用を見据えた基礎研究を行っています。
具体的には、半導体デバイスの配線・電極材料や新しいタイプのメモリ材料の開発を行っています。さらに、自動車・航空機用の軽量材料として注目されるMg合金の変形・破壊に関する研究や、切削工具に用いられる硬質膜の組織制御による高性能化に取り組んでいます。